Nigel Cabourn
地軸の存在する極寒の地、南極。 1953 年、ヒラリー卿の南極大陸横断の際、同行したカメラマンウィルフリッド・ノイチェが着用していたカメラマン・ジャケットを忠実に再現したガーメントです。 レンズ、フィルター、フィルムなど数多くのかさばるカメラ機材を収める目的で、大容量のポケットが装備されています。 上方には、上述のベンタイルが用いられており、雪や雨から上半身を守ります。下部には保温性に優れたハリスツイードがセットされています。 このように外見はコンビネーションになっていますが、実は機能の面でもそれぞれのファブリックの特性をいかんなく発揮する究極のコンビネーションということができます。体温で暖められた空気は常に上方は逃げる性質があることを考え合わせると実に合理的な設計がなされた製品であると言うことができます。 ナイジェル・ケーボンの製品は、このようにまず機能性を最優先に考えられデザインされています。 この1点において、一般的な多くのデザイナーが「美」を求めてデスクの上でペンを走らせるやりかたとは明確に異なっています。ビンテージウェアの持つ機能に着目し、ディティールの持つ「働き」をクローズアップします。そして、そうした機能性を現代に蘇らせる事に大きな目的があります。デザイン物としての美しさは、後からもたらされた要素で、やや強い言い方をすれば、それは副次的なものでしかありません。実際に可動する機能が根幹にあり、機能美はその後に付いてくるのです。こうしたプロセスが、最強のガーメントを生み出している大きな秘密なのです。 (SIZE) 46 (S) (身幅 53cm 着丈 78cm 裄丈 90cm) 48 (M) (身幅 55cm 着丈 79cm 裄丈 92cm) 50 (L) (身幅 57cm 着丈 80cm 裄丈 94cm) (素材) 上部 COTTON 100% 下部 WOOL 100% 裏地 COTTON 100% (生産国) UK
1949年イギリス生まれ。 17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。 カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。 3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。 本格的に海外への展開を開始。 1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。 ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。 ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。
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