モダンな雰囲気を放つ生地は、1930年〜1950年代に見られた鹿の子裏毛、通称「ザクザク」。VINTAGE市場でも評価が高く、スウェットマニア達からしても"堪らないお宝"として認知されています。この生地の特徴は表目と裏目をタテ、ヨコ交互に組み合わせて編んでおり、千鳥格子のような表情をしているところ。この表情豊かな鹿の子に、膨らみと厚みのある裏毛が合体した生地。通常、スウェットは配糸口が3口ある機械で生産を行いますが、この生地は配糸口が4口の非常に珍しいジャガード編機を使用。そんな特殊な機械を稼働させることのできる職人が日本にただ一人おり、この生地は誕生しました。

1949年イギリス生まれ。
17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。
カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。
3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。
本格的に海外への展開を開始。
1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。
ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。
ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。