quitan
「腰に布を巻く」ことは、衣の歴史において極めて原点に近いかもしれな い。 農山村地帯の農耕や仕事着として着用されていた山袴のようであり、布を巻 き纏うように、一切の付属を配さず、布でのみ仕立てられています。 前後に関わらず着用いただけます。
私達の世界は、豊かな”違い”で溢れていました。 世界中に散りばめられたそれらは、決して不調和などでなく、それぞれの地に根を張り、共存していたことでしょう。 ほんの100年前の世界、文明の発展とともに多様性が失われる前の世界とは、一体どの様なものであったのだろう。 点と点とを線で結び、紐解いてみたいのです。 "quitan"とは、そういった、いきいきとした文化との交歓の記録なのです。