Nigel Cabourn
1920年代にフランスのレイルマンたちが着用していたヴィンテージ・デニムをベースにしたデザインで、深い股上と幅広のワタリによる迫力あるシルエットが特徴です。 ヴィンテージ・デニムを徹底解析し、現代に蘇らせたブランド・オリジナルのスペシャル・ファブリックを使用しています。縦方向にみられる明らかに普通のデニムとは異なる複雑で豊かな凸凹は、タテ糸に異なる3種類の太さの糸をランダムに配置している事からきています。大戦下の物資不足が背景にあり、太さの違う糸を端から順に配置し織り上げた、決して通常では行なわれない織上げ方法です。大戦下に生まれ、大量生産の波に飲まれてほんのわずかな期間しか存在しなかった幻のようなデニムです。
1949年イギリス生まれ。 17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。 カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。 3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。 本格的に海外への展開を開始。 1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。 ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。 ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。