Nigel Cabourn

◯ Nigel Cabourn - TURTLE NECK WAFFLE - DARK NAVY

◯ Nigel Cabourn - TURTLE NECK WAFFLE - DARK NAVY

驚異的なキックバックを有するワッフル。伸びない、ダレないはもちろんミドルゲージのウールニットと同等かそれを凌駕する保温性を付与させた設計。 本製品の編地はどこにでもあるワッフルに見えますが、世の中に溢れている安価で単純なワッフル編地とは全く別物です。 平坦な天竺網と比べて、細かく複雑な立体組織であるワッフル組織の編地はそれだけで何だかありがたい感じがします。実際にこの構造のおかげで適度に空気を含むため優れた保温性を保つ事ができる事が大きな特徴です。そもそも衣類とは、体の回りに動かない空気の層を保持する事が目的です。この「動かない」事が肝心です。それは水と空気を比較するととても判りやすい現象です。35度の室内に居る事を想像して見てください。Tシャツ1枚でも暑くてたまりません。しかし、一方で35度の風呂に入ったままであれば寒くて震えてしまうでしょう。これは水のほうが空気に比べて遙かに動くからです。動き続ける水が絶えず体表の体温を奪い続けるからです。 ワッフル組織は動きにくい空気の層を、その立体的な構造により更に強固に保持する事で保温性、保湿性を保ちます。しかし、良く伸縮するその立体的な構造故に欠点もあります。伸縮について、よく伸びるものの縮みが弱く、伸びきった状態になりやすいという点です。よって、安価で簡単なワッフルのカットソーは、着用した当初は良くても、洗濯と着用を繰り返すうちに、だらりと伸びきってしまう事がよくあります。本製品のワッフル組織は、そうした点を踏まえて、糸そのものの性質と編地組織のバランスを入念に計算して設計する事で、長い着用にも簡単にはダレないものに仕上げています。地味な点かもしれませんが、布帛生地においても、カットソーやニットの編地においても、一本の糸をどのように設計するか、という点からアプローチを開始するナイジェル・ケーボンの特徴とも言えるでしょう。



(SIZE)
48(M) (肩幅 43cm 身幅 48cm 着丈 70cm 袖丈 62.5cm)
50(L) (肩幅 45cm 身幅 51cm 着丈 72cm 袖丈 63cm)
52(XL) (肩幅 47.5cm 身幅 53.5cm 着丈 74cm 袖丈 64.5cm)


(素材)
COTTON 100%


(生産国)
JAPAN


《Nigel Cabourn ナイジェル・ケーボン》

1949年イギリス生まれ。
17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。
カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。
3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。
本格的に海外への展開を開始。
1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。
ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。
ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。