C.P. COMPANY
リネンブレンドのファブリックに半透明のポリウレタンベースワックスコーティングを施した素材。この特殊コーティングは、リネン生地の性能を大幅に向上させるだけでなく、リネン特有の不均一なひとつひとつの糸を強調し質感を際立たせています。高度なテクニックを使用しワックス コーティングの上からガーメントダイを行っており、深い艶とかすれ感が混在する美しい生地となりました。 C.P. Companyの2000年前後に展開されていたURBAN PROTECTIONシリーズのBEE KEEPERコートその名の通り養蜂用のコートからインスピレーションを得たスモックコートです。 イギリスのフットウェアブランド、Clarks OriginalsとC.P. Companyが手を組み、自然界と都市それぞれの要素を絶妙に融合させたコレクションが誕生。今回のコラボレー ション企画では、天然素材と伝統的な職人技に、21世紀のアウトドアシーンにおいて 求められるパフォーマンスを実現させる現代的なテクノロジーを掛け合わせています。Clarksは現代的なブランドですが、1825年の創業以来ずっと、伝統的な素材とアイコニックなフォル厶にこだわりながらその歴史を築いてきました。Desert Trekシューズのリリース50周年を記念してアップデートされたClarks Originalsのフットウェアには、機能的なメンズウェアと革新的なファブリックに定評のあるC.P. Company独自のスタイルも吹き込まれ、未来を見据えながらデザインされた定番アイテムが揃うカプセルコレクションとなっています。Lino Wax Long Jacketは、ポリウレタンのコーティングを施したリネン生地で作られ、C.P. Companyのシグネチャーである胸ポケットを備えています。腕をしっかり守るよう、両袖にラバー素材のパネルがあしらわれています。表面には、ワックスのような外観をもつポリウレタンベースのコーティング剤を使用。これはリネンの撥水性を大幅に高めるだけでなく、ファブリックそのものに厚みを与え、リネン糸ならではの不均一な質感を引き立たせます。
ブランドの始まりは、「スポーツウェアのゴッドファーザー」として国際的に知られる革新的なデザイナー、マッシモ・オスティがブランド「Chester Perry」を立ち上げた1971年にさかのぼります。 このブランドが、1978年に「C.P. Company」へと改名されることとなりました。 C.P. Companyは、機能性を重視した定番のメンズウェアに、革新的なスタイルを精巧に組み入れて再表現したことからすぐに多くの支持を得るようになりました。 50年にわたり、ミリタリースタイル、ワークスタイル、スポーツウェアなどのスタイルを融合させたウェアを先駆的に作り出すとともに、徹底的な研究に基づいた最先端の革新的な生地をイタリアのファッション界にもたらしてきたのです。 生地の革新は、ガーメントダイの技法を促進するきっかけともなりました。複数の生地や繊維を組み合わせて仕上げたウェアに最終段階で色染めを行うという技法ですが、これは1970年代半ばにC.P. Companyが世界で初めて開発したものです。これにより、色彩がユニークかつ豊に映えるだけでなく、トーン・オン・トーンならではの微細な印象を演出する仕上がりが実現されるのです。 C.P. Companyでは、身に着けた瞬間から体に馴染むような着心地を追求するとともに、伝統、革新、そして性能を組み合わせた独特なディテールが施されたウェアを生み出しています。