Nigel Cabourn

◯ Nigel Cabourn - HOSPITAL JACKET FULLING - DARK NAVY

  • ¥ 75,900 - tax in
  • SOLD OUT

ナイジェルケーボン《ホスピタルジャケット - フィリング》ダークネイビー

先染めのウールツイル生地で製品に仕立てた後縮絨加工を施したジャケットです。 ウールの短繊維は、ヒトの毛髪などと同様にキューティクルを持ちます。このキューティクルがうろこ状の構造を持っているため、水分や熱で開き、さらにそれが互いに絡み合います。そして毛先は細く毛根に近い部分は必ず太くなっている事から一度絡みあったウール繊維同士は矢じりと矢じりが互い違いに引っかかった状態となり、より矢先(毛先)に向かって進むことはできますが、戻ったり現状より緩まったりする事がありません。 ウールを洗濯してしまうと縮みが生じ、一度縮んでしまった生地は乾いたり引っ張たりしても元に戻らない理由がこれです。 ウール生地を意図的に縮ませる加工を「縮絨(しゅくじゅう)」と呼びます。 前述のとおり、微細なウールの毛の表面にあるさらにミクロのウロコ構造と毛の細さの方向性とウール繊維そのものの性質によって縮む距離と方向性が決まります。 謂わば、洗ってみなないとどの方向にどのくらい縮むのかは判りません。 本製品は製品を縫い上げた段階で縮絨加工を掛けています。 逆に言えば、縮絨の距離と方向性を計算してパターンをカットし縫製を施すという極めて高度なテクニックを駆使している訳です。


(SIZE)
48(M) (肩幅 46.0cm 身幅 58.5cm 着丈 75.0cm 袖丈 62.7cm)
50(L) (肩幅 47.5cm 身幅 61.0cm 着丈 76.0cm 袖丈 63.5cm)
52(XL) (肩幅 49.7cm 身幅 63.5cm 着丈 78.0cm 袖丈 64.5cm)


(素材)
毛 100%


(生産国)
JAPAN


《Nigel Cabourn ナイジェル・ケーボン》

1949年イギリス生まれ。
17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。
カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。
3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。
本格的に海外への展開を開始。
1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。
ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。
ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。

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