Phaeton Book Corner
デンマーク生まれのアメリカ人ジャーナリストであり写真家であったジェイコブ・リースの作品集です。1870年に移民としてアメリカに渡ったリースは雑多な職業を経た後1873年からニューヨーク・トリビューン紙の記者となります。ニューヨークの一大スラム街になっていたロワー・イースト・サイド地区の警察番を割り当てられたリースは必然的にスラム住民の生活ぶりを追うこととなります。当時流行し始めたフラッシュを使用したカメラで写真を写し、スラム街の姿を報道するようになるにしたがって知名度が高まり1890年には写真集を出版しスラム街の劣悪な環境とそこに住まざるを得ない移民の姿をまとめています。大量の移民を受け入れる当時のアメリカにおける底辺が写し出されており、明快さと力強さでストレートに被写体に向かうリースは確実に時代を記録しています。 Aperture (1974firstprinting) ハードカバー: 220ページ ISBN:0912334665
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